性同一性障害(性別違和)は、ガイドラインに沿うべきなのか?
そんな疑問を解決します。
この記事の信頼性を書いておきます。
- 11年前に性別適合手術をした人
- ミニペニと言う最後の手術まで終わっている人
ガイドラインに沿うべきなのか沿わなくても良いのか、どっちが良いのかと言うことをよく聞かれるので書いていこうと思います。
性同一性障害のガイドラインとは
ガイドラインとは治療はこんな感じにやっていきますよ〜と言うことが書いてあるやつです。
僕は、あまり大事だと思っていないので、内容は把握していないのですが、気になるひとは、性同一性障害のガイドラインを読んでみてください。
ガイドラインに沿っても沿わなくても性別変更は可能です。
じゃあ、なんのためのガイドラインなのかと言うと法整備する時に必要だったんじゃないかなと思います。
性別を変えれるようになったのって意外に最近なんですよね。
僕のバイブル『金八先生パート6』の大好きな金八先生のセリフが『あなたが大人になる頃には、性別変更が認められる優しい国になっているから』のように変更できるようになって歴史は浅いですね。
性別変更を法整備するまでに先輩方のご尽力があってこそだったので、感謝してもしきれないですね。
鬱などの精神疾患とは違い、自分がどう生きるかと言うことになって来ちゃうので、ガイドラインがどうのこうのと言う話ではなくなって来てしまうんですよね。
でも、手術をして後悔と言うのはなくすために、指針があるんだと思っています。
迷っている人はガイドラインに沿ったほうがいい
迷っている人は、ガイドラインに沿うのがオススメです。
FTMかで迷っている人だったら、女子校、女子大、部活などでのかっこいいポジションと勘違いしているパターンがあります。
MTFかで迷っている人だったら、ジェンダーレス男子や原宿系と混同している人もいます。
そして、体の性別と同じ性別の方を好きになったら、結婚したいから(現時点では同性婚は認められていないため)手術をしたい、そう思う人もいたりするので、それとは違うのかを時間をかけて、精査していく必要があると思います。
時間はかかりますが、専門の精神科に通うのをオススメします。
迷っていなければ沿わなくてもいい
個人的に、迷っていなけば、沿わなくても良いと思います。
時間とお金が節約できます。
僕は、手術をしにタイへ行く時に『俺は絶対男だ!!!!』と言う決定打はなかったです。
幼い時から、自分の性別に違和感はありありな感じで生きて来ましたが、男性として学校にも通ってなかったですし、ライオンのTシャツがよかった、ミニカーが好きだったと言う典型的なエピソードもありません。
でも、『今手術をして胸をとって内性器をとっても絶対後悔はしない気がする』
そんな自信があったんですよね。自分という人間に自信がない人がそれだけは自信を持っていたので、なんか不思議ですよね。
今でも『なんであなたは体は女性として生まれたのに男だと思うの?』と聞かれても理由は答えられないです。『女子の体が嫌だから、男だと思うから。』それしか答えられないです。
それから一度も手術をしたのを後悔したことはないです。
むしろよかったとしか思えないです。
どっちか分からないのに先に進めるのは危険
一番危険なのはよく分からず、先に進めることです。
今は、アプリでトランスジェンダーかそうじゃないか決める人もいるみたいなので、あくまで可能性があるよと言うことなので、それをきっかけに精神科を受診するのもありだと思います。
ガイドラインに沿うか、沿わないかは人それぞれ
- 親を説得する材料
- 自分がFTMかFTMじゃないか分からないから判断して欲しい
- 精神科の先生からお墨付きをもらいたい
そんな人も実際にいました。
手術はあくまでトランスジェンダーの最終目的ではないので、本人が生きやすくなる方法です。その先にある進学、就職、起業、留学、結婚をしやすく、生きやすくするものなので、どっちが良いとかはないと思っています。
僕はと言うと、自分がトランスジェンダー(FTM)なのが明確だったのでガイドラインには沿っていないです。
高校生の時に、ガイドラインに沿う病院へ行っていたのですが、明確だった僕には時間の無駄だなと思ったんですよね。
自分史を提出し、それに沿って話していくんですけど、明確な人にとっては無駄な時間なんですよね。
自分の生きる道をなんで医師に判断されなきゃいけないのか、なんで親の同意があるなしで診断が出たり、出なかったりするのか謎なんですよね、個人的に。
迷っている人はガイドラインにそうべきだと思いますし、相談されたらそうアドバイスするようにしています。
実際に手術したけど違ったという人にも会ったことがあるので、何度も言いますが、迷っているならガイドラインに沿うのが良いと思います。
手術をしてから後悔というのは避けたほうがいいと思うので、書きました。
また、ファッション感覚でトランスジェンダーになる人もいるみたいなので。
お互い、良き人生を歩んでいきましょう。