韓国ではなぜコーヒー屋さんが多いのか
\この記事の信頼性を書いておきます/
韓国が好きすぎて年に10回以上渡韓する人
韓国カフェが好きすぎて色々と記事を書いている人
B1A4ペンで10年以上KPOPアイドルを追いかけている人
コーヒー屋さんの隣にコーヒー屋さんがある韓国
韓国へ行ったことのある人ならコーヒー屋さんの隣にコーヒー屋さんがある光景を見たことがあると思います。初めて韓国へ行った時に『え?!』と思った記憶があります。
なぜ、コーヒー屋さんは潰れないのでしょうか?
その答えを知るには、韓国人のコーヒーの消費量が関係しています。
成人の韓国人1人の年間コーヒー消費量は、353杯(現代経済研究院)だと言われています。妊婦さんやコーヒーが嫌いな人のデーターも合わさっているので、コーヒー好きな人は1日に3〜5杯くらい飲んでいる計算になります。
韓国ドラマを見ていても、『コーヒーを飲み過ぎないでね』と言う会話は多く見られますよね。
それだけコーヒーホリックなのが韓国人なんですよね。
なぜこんなにもコーヒーを飲むようになったか
朝鮮戦争の後にアメリカからの救援物資として韓国にもコーヒーが入ってきて、庶民の人々もコーヒーを飲むようになったのがきっかけでコーヒーが広まるようになりました。
その後、日本で言う純喫茶みたいな『タバン』と呼ばれるものが流行り、よりコーヒーが飲まれるようになりました。そのタバンでは、インスタントコーヒーに砂糖と粉ミルクが入った甘いコーヒーが飲まれていました。
1988年のソウルオリンピック後にコーヒー豆を焙煎して淹れるコーヒーが一般的になり、1990年代になると外資系のカフェチェーン店が韓国に進出してきます。
コーヒーブームの火付け役は、日本人も大好き『スターバックス』が韓国に進出したことです!
梨花女子大学前に第1号店がオープンすると若い人を中心として爆発的にコーヒーブームに。
そこから色々なコーヒーチェーン店が店舗数を増やして今日に至ります。
GoogleMapなどで『cafe』や『커피』などで探すと『다방』と出てきたりします。昔からお店をやっているんだな〜、老舗さんだ!と思ったりしています。
スタバに注目
スタバが韓国に出店したことにより、若い人を中心にコーヒーブームが巻き起こりました。
そのスタバに注目した韓国企業があります。それは、『EDIYA COFFEE』です。EDIYA COFFEEは価格設定が割と安めな韓国のコーヒーチェーンです。スタバが出店した横や隣の隣にEDIYA COFFEEは出店したのです。
EDIYA COFFEEがスタバの近くに出店しまくった理由は、スタバが出店したのは何か理由があるはず。きっとここに出せば売れる!という戦略でしょうね。
少しずる賢いように思えますが、ちょっと頭が良くも感じます。
スタバは、日本同様少し高めのコーヒ店なので、低価格かつ品質が良いコーヒー屋さんが隣近所にあればこだわりのない人は、EDIYA COFFEEに流れそうですよね。
お湯を注ぐだけで家庭でも飲めるコーヒーが流行る
韓国のスーパーマーケットへ行ったことがある人は、コーヒーコーナーに黄色いコーヒーの『Maxim』というものを見たことがあると思います。新大久保のスーパーなどにも置かれているので、見たことある人も結構いるかと思います。
1976年にトンソシップムと言う会社が発売したコーヒースティックが家庭で手軽に飲めるコーヒーということで爆発的に流行ります。これは、インスタントコーヒーに砂糖と脱脂粉乳が入っている甘いコーヒーです。
日本でもお湯を入れるだけですぐラテが作れる!みたいな売り方をしている企業がありますよね。あれの韓国企業版です。
これは、地下鉄の駅の椅子の横などに自販機になって登場したりし、瞬く間にフェア率をほこりました。
開業する人も多い
若者の就職難が続き、カフェを開業する人が増えたり、50代くらいで早期リタイアを会社から迫られるケースも結構あったりして、その人たちが退職金で気軽に始められるビジネスとして流行った時期もあります。
テイクアウト専門のお店にすれば、広い敷地もいらないですし、エスプレッソマシンを買えばカフェを開業できるので、退職金があれば気軽に始められますよね。
ただ、韓国はカフェの店舗数も多いので、何かこだわりや売りがないと生き残って聞くのはかなり難しそうですけどね。
韓国を歩いているとおじさんが一人でやっているカフェが結構多いんですよね。内装は映える感じではないですが、ラテとかカプチーノとか結構美味しくて飲み歩きをすると結構楽しいのでおすすめです!
テイクアウト文化が日本より根付いている
コロナウイルスによって日本でもUber Eatsなどの宅配などのテイクアウト文化が根付いてきましたが、韓国は5年ほど前くらいからテイクアウト文化が根付いています。みんなが大好きな韓国チキンやバーガー系などもテイクアウトするのが通常だったりします。
アプリで手軽に注文ができたり、テイクアウト専門で無人の店舗もあったりするので、学校へ行く道中にテイクアウトすることや、道を歩きながら飲んだりするのが当たり前になっています。
韓国を歩いていると日本より歩きながらコーヒーや飲み物を飲んでいる人がかなり多いです!
カフェで勉強したりPC作業する人も多い
日本でもスタバで勉強をしている高校生をよく見るようになりましたが、韓国でもカフェで勉強する学生は以前からずっと多いです。韓国は、学歴社会と言うのもあり、日本より学生が熱心に勉強することが多いです。
Wi-Fiもどこのカフェにもありますし、24時間営業のカフェもあったりするので勉強したりPC作業がしやすいと言うのもあります。
勉強するための24時間スタディカフェもあったりとさすが学歴社会という感じですね。受験に警察も出動するほどの国ですから、日本とは違いますね。
日本よりオフィスでの喫煙率高め
データで見る韓国と日本の喫煙率はそれほど変わりませんが、街でのポイ捨て率を見ていると韓国の方がめちゃくちゃ高くない?というくらいタバコが落ちています。特に、オフィスビルがある路地裏はたくさん落ちています。お昼休みの会社員を見ていると、みんなでお昼を食べ終わった後に、コーヒー店でコーヒーを買って、みんなでタバコを吸って会社へ戻っていく姿をよく見かけます。
コーヒーとタバコ、酒とタバコなど、嗜好品同士は相性が良いと言われたりするので、それも少し関係ある気がしています。
フォトジェニックカフェがたくさん
InstagramやPinterestなどが出てきて、フォトジェニックカフェが増えてきました。カフェチェーンの期間限定メニューなどにもフォトジェニックなメニューも増えてきています。
僕もにわか韓国好きだった時は、フォトジェニックカフェに行きたい!と思いながら、Instagramを見ていたりしました…。
学生がよく行くホンデや仁寺洞には、写真撮りたい!と思えるようなカフェがかなり増えてきました。
韓国人の大学生やカップルなどもフォトジェニックカフェが大好きで、休日には満席になるそうです。
最近だとハンガンに映えるスターバックスカフェができていました。コロナ渦でしたが、日本でもTwitterで話題となっていました!
日本より圧倒的に美味しいコーヒー
こだわりの生豆
コーヒーの生豆(焙煎する前の豆)にもこだわりを持っているカフェが多いです。
お店と農場が直接契約をしているところが多く、生豆から輸入しているところも多いです。
自分で焙煎
チェーン店でも焙煎を自社でまかなっている所もあるくらい、日本のコーヒーの文化とは違いがあります。
狭い店内に焙煎機が置いてあるカフェも全然珍しくないです。焙煎機自体は高いのですが、1回導入してしまえば、煎りたてのコーヒーをお客様に提供できるので、メリットたくさんという感じです。
僕な好きな韓国のカフェだと閉店時間の近くになると明日のコーヒーの生豆の選別をしていることがあります。生豆を全て使うのではなく、形が悪いものは焙煎せず捨てていました。
こういった努力をしている韓国のカフェは日本のカフェとは比べ物にならないくらい美味しいです!
結論
なぜコーヒー屋さんが多いのかは、韓国の文化とコーヒーが流行って来た歴史に関係がある。
生豆にこだわりを持ち、焙煎にもこだわっているので日本よりはるかに美味しいコーヒーが飲めるので、コーヒー好きな人は韓国へ行くのをオススメします!
アメリカーノは、割と当たり外れがあるな〜と感じますが、ラテはどこのお店のコーヒーを飲んでもハズレはない!ってくらいに美味しいです!
日本よりも少し濃いめのエスプレッソでミルクとの調和が程よくなっており、韓国のコーヒーを飲んでしまうと日本のコーヒーはもう飲めないと言うくらいな舌になってしまいます。