カミングアウトをする時に気をつけていること【ポイント3つ】
そんな疑問を解決します。
立場や環境、年齢によって様々な場面があると思うので、誰しもが参考になるかは難しいところはあると思いますが、僕が普段やっていることを書いていきます。
少しでも誰かの役にたてばと思います。
この記事の信頼性を書いておきます。
- 19歳の時に性別適合手術をし、戸籍を女性→男性へ
- 様々な場面でカミングアウトをして来た
カミングアウトは色々な場所ですることがあると思います。
家族、親、兄弟、学校、職場などなど。
僕がカミングアウトをして来た時のことを書いていきます。
僕が大事だと思うカミングアウトのポイントは3つあります。
- わかりやすく人に伝える
- すごく細かいことはあとで伝える
- そんなに少数派ではないことを伝える
順番に説明していきたいと思います。
わかりやすく人に伝える
FTM(女→男)であまり有名な人は居ないので、僕が使うのは『はるな愛さんの逆バージョンだよ』と言うように伝えることが多いです。
今の若い世代は見たことがない人が多いかもしれないので、若い世代にカミングアウトをする時には使えないかもですが、20代後半〜だと『金八先生の上戸彩ちゃんが演じていたやつと同じ』もよく使います。
これを言ってから、体は女の子で生まれて来て〜、と始めるようにしています。
理由として、最初にわかりやすい情報がある方が、話を聞く方にとって聞きやすいと思っているからです。
すごく細かいことはあとで伝える
カミングアウトをして、少し話していると必ずと言っていいほど聞かれる言葉が『じゃあ、男ってことだよね?恋愛対象は女性ってことでいいよね?』と言われることがあります。
LGBTの概念に詳しい人は、恋愛対象と自分が誰であるかは別で、、、、うんぬんかんぬん、、、、。
となるわけですけど、言わないようにしています。
理由は、聞き手がなんか難しそうと思うからです。
難しそうなことを言われると、理解とかじゃなくなってしまうと思うからです。
もう少し、込み入った仲になってから、恋愛対象と自分が男である女であるかは、別でね、、、、、と話せばいいと思います。
相手のことを考えつつ、話すのがベストだと思っています。
僕は、『まぁそんな感じですね』と返すようにしています。
僕自身、多分、イケメンなら男性とも付き合えます。くくりで言えば、バイになりますね。
恋愛自体にあまり興味がないので、あまり自分の中でカテゴライズしていませんが。
そんな込み入った内容は言わないようにしています。
ひとまずは、大枠を理解してもらえればいいかなと思うからです。
あまり少数派ではないことを伝えると結構いい
日本人の特徴だと思っているんですけど、多数派になりたがる、多数派がえらいみたいな風潮があるので、あまり少数派ではないことを強調します。
特に、家族や親にカミングアウトをする時は。
『13人に一人いるらしいよ〜』、『海外では普通らしいよ〜』
もう刷り込みに近いかもしれないですね。
誰にカミングアウトするかにもよりますね。
僕がカミングアウトをして来た中で、一番楽勝だなと思うのが友達です。
友達は、友人関係ができてしまっていれば、拒絶されることって少ないので、勇気があればカミングアウトはできますし、拒絶されることも少ないかと思います。
拒絶して来たら、そこまでの友達だったのかとなればいいと思います。
親や家族はめちゃくちゃ難しいので、1回のカミングアウトで理解してくれると思わない方がいいと思います。
親との関係は結構苦戦して来たので、別記事で書いていきたいと思います。