LGBT

LGBT当事者ってかわいそうだと思う??【ミッドナイトスワン】

夜
ミッドナイトスワンって映画がやっていたけど、実際どうなの??

そんな疑問にお答えします。

あきよし
あきよし
結論から言ってめちゃくちゃ良い映画でしたよ。もっと色々な人に見て欲しいな!!

この記事の信頼性を書いておきます。

  • トランスジェンダーの当事者(FTM)
  • LGBTについて情報発信している人
  • 役者にもなりたくて、映画ドラマが好きな人
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LGBTは可哀想?

僕的にはLGBTは可哀想ではない

このミッドナイトスワンと言う映画、当事者の中で『LGBTをお涙頂戴にするな』『LGBTを可哀想な人にするな』と少し炎上したということがあり、まずそれについて書こうと思います。

まず僕の意見的にもLGBTを可哀想な人として描くのは、嫌いです。
なぜかというと、LGBT当事者の僕は可哀想な人ではないからです。

これを読んでいるあなたはどう思いますか?

監督はかなりアライ(LGBTに理解ある人のこと)な人

一部では炎上していましたが、このミッドナイトスワンの監督さんはかなりアライな監督さんだなと感じます。

日本外国特派員協会っていうyoutubeを見ればわかると思います。

足立区の議員さんがLGBTを認めると足立区が滅びてしまうという趣旨のことを話した内容で、そんなことを言うのは、ありえないってこのYouTubeで言及しているんです

監督さんがきちんと取材されていて、草彅さんにも監督さんがまとめたLGBTQに対する資料を渡していたりしてるんです。
そして、映画の最後にトランスジェンダー監修っていうのがきちんとエンドロールに乗っているんです。

そして、MTF(男→女)の役者さんをこの映画に使っているんです。

そして、その人が育ってきたら、また自分の作品にでも出てもらってどんどん成長をしてもらえれればいいな〜って言っているくらいアライな監督さんだと思いますよ。

ドキュメンタリーではない

ミッドナイトスワンは、ドキュメンタリーではないので、作品、エンタメなので人に見てもらえるような演出は必要なのではないかと感じます。原作は確か小説だった気がします。

映画だったら興行収入を、ドラマなら視聴率を取らないといけないんですよね。こうやって全国の東宝系でやってしまうと。小劇場レベルでの上映であれば興行収入取れなくてもいいんですけどね。

後に話しますけど、なんでこの話になるの?みたいなシーンは確かにありました。(まあまあまあ、って感じで映画をみていました。)

キャスティングをなぜ草彅剛さんにしたか?

誰もが知っている草彅剛

この作品のすごいところって、老若男女知っている【俳優草彅剛】がトランスジェンダーを演じるってところだと思うんですよね。
そして、全裸監督で有名になった内田監督がメガホンを取るっていうそこがまじですごいと思うんです。

自主制作とか小さいところではなく、全国で、しかもTVのスポットとかでも紹介されたり、登録者がいっぱいいるYouTubeチャンネルで15分の予告が流れるっていうもうそれがすごいと思うんです。

LGBTと言う言葉がない時代に生きてきて、カミングアウトもなかなかできないような時代の幼少時代だったので、まじですごいと思う。

10年前、20年前の日本では絶対されなかったことですね!!

内田監督がキャスティングで草薙さんを選んだ理由

トランスジェンダーの役者や違う人も考えたらしいです。

アメリカ、ハリウッドでは、トランスジェンダー役はトランスジェンダーの役者が演じることが最近では普通となっているのです。

もちろん、内田監督もその流れは知っていて、まだ芽が出ていないトランスジェンダーの俳優さんも考えたらしいです。

だが、足立区の議員の話もあったように、日本はまだトランスジェンダーの認知がすらされていない状況です。

そして、頑張っている人もいるけど、トランスジェンダーの役者も少ないと言うのが事実。多くの人が見てもらうように、誰もが知っている草彅剛さんを選んだと言っていました。

日本はまだまだ

『日本はまだスタート地点にも立っていない』そんな内田監督の言葉がすごく印象的でした。

発言の一部を切り取られて色々言われる世の中で、足立区の議員さんの発言はあり得ないと思っているとか、次の僕の映画で出ていたトランスジェンダー の役者はまた出て成長すればいいわけでとか
お話されていて、なんか変にアライですよ!!って感じではなくて、普通って感じに理解されているのがすごくよかった。

障害者扱いをしないというか、人間って理解をしているというか、

僕も普段会う友達って変に僕のことを理解してるよ!アライだよって感じがなくて、あきよしっていう人間を好きって感じで接してくれるから僕も普通でいられるんですよね。
多分そんな感じの理解が一番当事者には気持ちのいいものな気がする。

アメリカやハリウッドでは

先ほども述べたように、アメリカやハリウッドでは、トランスジェンダーの映画には、当事者の役者でやるべきみたいな風潮がここ最近あるんです。

確かに、トランスジェンダーのなんで自分だけこんな苦しいの?とか自分が他人と違うことの悩みだったり、性別への違和感ってシスジェンダーって言われるいわゆる普通の人には分からないことだと思うので、トランスジェンダーの役者がやる方がリアリティは出るし、共感もできるかもしれない。

シスジェンダーと言われる人たちは、自分が男や女であることが普通だから一度も自分の性別を疑ったことってない人が多いと思うんですよね。
その人が想像で演じるのと、実際それを感じた人が演じるのはやっぱり伝わるものが違くなると思う。

でも、そんなことを言ったら殺人鬼の役は殺人を犯した人がやるの?とかドラッグに溺れる役は本当にドラッグをやっている人がやるの?とかそういう話になってきちゃうと思うんですよね。

だから、一概にトランスジェンダーの役はトランスジェンダーがやればいいという訳でもないと思うんです。殺人鬼の役は殺人を犯した人が演じないのにトランスジェンダーだけトランスジェンダーが演じるのであれば、それって差別じゃないですか?結局、トランスジェンダー=普通ではない枠組みという方程式になってしまうと思うんですよね。

なので、僕の望みは、トランスジェンダーを演じる事がその役者さんのキャリアになるような感じが理想です。難しい役どころ、あのセリフはどう言う気持ちで役作りをしたの?そんなインタビュー記事を読める世の中にならないかな〜。売り出し中のイケメンやジャニーズ、清純派女優が演じて、何かの賞を取ったり。そんな世の中になればいいな〜と思いながら、この記事を書いています。

少し違うけど、おっさんずラブの田中圭くんとか、吉田鋼太郎さんとかみたいな感じの売れ方みたいになってくれないかな〜とか思っています。

凄かったシーン

性転換後なぎさがお母さんにいちかを取り戻しにいくシーン

『気持ち悪い、病気だから病院へ行って』っていうシーンが狂気じみていて、凄かったですね。お母さん役の人も脇役で結構出ている方だったので、その方々の演技力が凄まじくて!!

自分は、その場に居ないのに、その場に居るような感覚に劇場でなりました。。。。演技力半端ないいぃぃ。。。


今でも地方だったら多分ある話だと思います。昭和初期あたりの人たちに多様性という言葉の理解は難しいので。

そして、自分の家族に『気持ち悪い、病院へ行って』と言われるのは、かなり堪えますよね。当事者と距離が近ければ近いほど拒絶反応が強くなったりする物なので、これまた難しい問題なんですよね。

水川あさみさんと殴り合うシーン

水川あさみさんと殴り合って、着ていた物がはだけて、豊胸手術した胸が見えてしまうシーン。凄かったですよね!!特殊メイクで胸があるようにしてあって、でもその特殊メイクが本当にリアルでスゴッて思ってしまいました。めちゃくちゃ目を凝らして、え、これ特殊メイクだよね???って見てしまいました。

見えた時の周りの反応とかもすごくグサっと来ました。なんせ、脇を固める役者さんがめちゃくちゃ優秀だったので

最初のシーンらへんで酔っ払っている、水川あさみさんのシーン

最初の方に酔っ払っているシーンと一果をめちゃくちゃに殴るシーンは、この女優さん誰???って感じでした。割と関わりが深い役っぽいから、知っている女優さんなはず!!と思いながら、見ていたら水川あさみさんで、びっくりしました。

水川さんが自分って分からないように演じていたって番宣で言っていて、まじで分からなくてすごいなーと思いました。

今までの水川あさみさんってこのような役がほぼ無かったと思うので、演技力にビビリまくりでしたね。

そこまで批判しなくても

当事者からの批判があるまくると

あまりそういう当事者からの批判ばかりだと怖くてLGBTを扱ってくれる脚本家さんとか映画監督とか居なくなってしまうから、そこまでギャーギャー言わなくてもって思うんですよね。

そして、あくまでエンタメですよって話なんですよね。

3年B組金八先生もある程度モデルになった方とかはいらしたけど、全部が全部実話ではない。そして、実話だったとしても時代が関係してくるので、その当時の実話と今とでは解離が起きて当然だよな〜と思うんです。

僕は色々な方とお話をしていて、色々な時代があったのを知っているので、そこまで怒りみたいな感情はなかったですね。

そんな段階ではない日本

けど、内田監督が言っているようにその段階に今の日本は行ってない。
トランスジェンダーで役者で草薙さんくらい知名度がある人もいないし、演技力がある人もいない。

僕は草彅剛さんと言う人選は、すごい良い人選だったと思っています。

気になったこと

ここからは、ミッドナイトスワンを見て、気になったことについて書いていこうと思います。

性別適合手術後に出血多量で死ぬのは、、、、

タイ

ここは少し納得が出来なかったので、タイでアテンドをやっている友達に聞いてみました。

その友達の会社で手術した人は、今まで一度もそんなことにはなってないよという回答でした。


ただ、手術をしている以上、その可能性が全くないわけではない。起こりうる可能性はあるよという回答でした。

そして、別の僕の友達の40歳くらいの友達の話を思い出しました。タイではなく、日本で20年前くらいに手術をした友達の話です。

ショーパブで働いていて、MTFの手術をしている医師に胸オペをして欲しいと頼み込んだと。
そして、傷がくっつかず血が出ながら、ショーパブで働いていたという話を聞いたことがあります。

もしかしたら、そのような時代があったのかもな、、、、と思いながらみていました。

手術に関しても、戸籍変更に関してもLGBTの理解に関してもここ数年でかなり変わってきているし、これからも変わり続けることだと思っています。

まあ、エンタメなのでね、、という監督の言葉で閉めようと思います。

ただ、まだまだトランスジェンダーは少数派なので、MTFの手術=死とみんなの認識がならないように願います。

実際のMTF(男→女)の人の手術

自分がタイで手術した時に、MTFの手術の写真を見ましたが、まじでリアルでしたよ。すごくリアル。


多分、暗い部屋でもぞもぞするくらいは全く分からないと思います。。
今の時代は、失血死でなくなるということはほぼないと思います。
(変な病院で手術では無く、ちゃんと症例数があるところに限る)

一果と友達の関係は、、、、、

一果と友達の関係は謎でした。
小説を2時間のドラマにするために削ったところもあるだろうから小説を見たら何か分かるかもしれないです。

屋上でタバコを吸っていた時に『キスして良い?』『良いよ』みたいなセリフがあり、キスをする。

これは同性愛というシーンだったのかな??とちょっと理解しきれなかったです。

共感

なんで、僕らだけ、私たちだけ、、、、というセリフ

これは共感の嵐でしたね。ここでつられて泣いた当事者の方もいるのではないでしょうか?

僕は、3年前くらいまで毎日こう思っていました。

『なんで俺はFTMなんだろう?』
『なんで普通じゃないんだろう?』

辛い、、、辛すぎる、、、手術をしたってFTMという事実は変わらないし、普通の男性みたいに自分と血が繋がっている子供は持てないし、普通の男性にはなれない。そのことが嫌だし、辛かった。

今は、FTMということを活かした仕事や発信活動をしているので、そこまで辛い、、、、とは思っていません。

そして、筋トレを頑張ったり、語学を頑張ったり、ブログYouTubeを頑張ることで、FTM関係ないところで他人に評価されることが増え、少し自分に対する劣等感も減ってきたというのは事実だと思います。

そして、他人からの評価だけでなく、自分自身が色々なことに挑戦し、成功体験を積めるようになってきたので、それも大きいと思っています。

でもインキャFTMなので、『元女子のあきよしです!!!』なんて言えないですけどね。僕はインキャFTMの星を目指します!!

誰にも当事者の気持ちは分からないよと言うスタンス

『当事者の気持ちなんか、みんなには分からない』僕もそう思っていましたし、今でもそう思っています。

ただ、これを書いている令和な今日、当事者の気持ちに寄り添ってくれる人がいるのも事実なので、昔の自分を重ねながら見ていました。

男(女)で生まれている人は、絶対に自分の性別で迷うなんて経験はない訳なんです。だから、絶対理解なんてしてくれる人はいない、当事者だけだと思っていました。

が、中には理解してくれる人もいるので、腐らず人間関係を続けていきましょう!!(最近色々な方々に出会って僕がトランスジェンダーって気にしない人が多くて、最近理解してくれる人が多いなって感じています。)

まとめ

これからもLGBTに関する映画やドラマなどがあればレビューしていきたいと思っています。YouTubeもLGBTに特化したチャンネルもやっているので興味あれば覗いてみてくだい。

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