女らしさと男らしさの狭間で自分らしく生きる、僕らしさとは
僕は今でこそ、『自分らしく』生きればいいとか言っていますが、『男らしく』、『女らしく』に押し潰されそうになりながら生きてきました。
最近、色々な人と会うようになってきて、みんな同じような事に悩んでいるという事に気づいたのでシェアしようと思いました。
結論として、僕を救ってくれたものは、大好きなkpopです。
僕が僕であるために
最近、ありがたいことに、よく『あきよしさんらしさが好き』そう言ってもらえます。
ファッションセンスも好きと言ってもらえます。
筋トレオフ会楽しかったですね!今日筋肉ですw
全然関係ないけど、あきよしさんのファッションセンス好きです。また遊びましょう☺️— サミ太郎(ふっくらボリサットの夫) (@samitaro_bkk) 2019年1月24日
このツイートは、一般男性にファッションセンスを誉められた、映像制作をやっている人に誉められたのダブルで嬉しかった!!!!!
女性やFTMに誉められるのももちろん嬉しいけど、それ以上に嬉しかった!!!!
多分、オシャレとか女らしさ、男らしさなどそんなことをぶち壊したからこそ、言われるのかもしれないです。
柄と柄を合わせるし、スキニーのパンツはGAPのレディースだし、古着でMOUSSY着るし、下着のパンツはキッズだし。
可愛いと言われたいし、若く見えますねは褒め言葉だと思っているし、女の子だと思ったー!にもうまく対応できるし。(たまに傷つきます)
そこまで気にしなくなったのかもしれないです。
少し、冷静にトランスジェンダーである自分を可視化出来ているのかもしれないです。
ただ、まだまだ自分に自身がない自分もいるんですよね。
初対面の人には、男認識されるか、女認識されるかビクつきます。
すっごくビックリしているのが、こんなチビなやつでもパス度(男に見られる率)が上がったこと。
男に見えるよという言葉が欲しいわけじゃない。
手術して10年たってもいつもビクビクしてる。男に見えるかな?女に見えるかな?って。
新たな出会いで新たな発見。
— あきよし@バンコクノマド (@b1a4akiyoshiftm) 2019年2月2日
でも、好奇心が勝って色々なところに行きます。
トランスジェンダーにとって、また自分に自信がない人にとって他人ではなく、『自分』と向き合って行かなくてはならないんですよね。
人生の主役は自分なので。
らしさに縛ってくる育て方
僕は、祖母と暮していたというのもあり、自分が女の子として生まれたのもあり、親の考え方が堅かったのもありでめちゃくちゃ『らしさ』に縛られて育てられました。今となっては、まぁしょうがないと思いますが、当時はキツかったですね。
『女の子なんだから、スカート着なさい』この言葉を何度も言われました。
『スカート履かないとプール連れて行かないわよ』とか、何かと言われていましたね。
僕は、今よりもさらに内向的だったので、自分の思っていることがなかなか親に伝えられず、仕方なくスカートを履き、どこにも向けられない怒りや悲しみを毎日寝る前に泣くということで発散していました。(毎日目が腫れている笑)
自分らしさが分からなかった痛い大学時代
そんな抑圧された親の監視のもとの小中高時代を過ごしてきて、どんどんフラストレーションが溜まっていき、とりあえず大学に推薦で合格し、自由な生活を求めました。
よく言う、大学デビューですね。
バイトして、お金を得て、好きな洋服を買う。そして、バイトに着ていくと『お前、ダセェぞ』と。
背が小さくて、体は女性でしかなかったので、似合う服がない。おまけに、オラつきたくてB系を着るという。LLとか着ていました。
そのあとは、サーフ系。
眉毛も細いし、薄いし、いやもう、今思うとやめてーーーーーーーーー!!!!って感じです。笑
一生懸命の自分の悪あがきだったんです。早く手術したいのに、親が反対するし、周りはフワフワしている楽しそうな大学生だったので。
EXILEの劇団EXILEのオーディションにも行ったんですよね。血迷い過ぎですよね、顔が絶対EXILE系ではないですし笑
僕を救ってくれたもの
僕を救ってくれたものは、k-popでした。ヨン様ブームの少し後にkpopブームが来ましたね。少女時代やチャン・グンソクさんの時代ですね。
キレッキレのダンス、見事なビジュアル、美しい歌声、そんなグループが多い中、個性的なグループに出逢います。
B1A4と言うグループです。キレッキレなダンスではないのですが、可愛い振り付け、可愛い衣装、中学生男子みたいなメンバー内でのジャレ合い、パーフェクトでした。このグループに夢中になりました。
今まで追い続けて来た『表面的な男らしさ』を感じないグループでした。
その時、男でも可愛くてもいいんだ!!!!!!と思えたんです。
キレッキレのグループ、例えばSHINee、superjuniorなどにも可愛くて、綺麗でかつキン肉マンみたいにパーフェクトなビジュアルの方々もいますね。
2PMのニックンも好きです。ニックンはタイの王子様とも言われていますよ。タイとアメリカのハーフです。
童顔に筋肉、さいっこうですね!!!
そこから、可愛い系男子計画が始まりました。
まず、肌荒れを直すべく、皮膚科に行き荒れまくりだった肌を改善して、化粧水などにもこだわりました。
筋トレも始めるようになり、今では体がデカくなり洋服のサイズに困らなくなりました!!
髪をいじったり、洋服を見たり、ファッションが楽しくて仕方がないです。
今では、身長が小さいと小動物みたいに可愛く見えたり、頑張っている風に見えたりするのを利用しています笑
バイトで手を抜いていても、頑張っている風に見てもらえますし、おばちゃん層には可愛がってもらえます。
他人を必要以上に気にしなくなった
海外に行ったり帰ってきたり、その生活も3年目になります。そのうちフリーランス歴は2年目に突入です。
海外で得たことはかなり大きいと思います。
海外に出て感じるのは、みんな自分らしさを持っていることです。
いい意味でも悪い意味でも他人を気にしていないんですよね。
最近は他人の評価をそこまで気にしなくなりました。言わせておけば良いと。
きっと僕の自分らしさは、人が好きで、喋り好きで親しみやすさなんだろうな〜。
結論は『らしさ』にとらわれない生き方
自分の人生なので好きなように生きればいいと思います。
ただ、それが難しい時もあるかと思います。外的要因な時もあるし、自分に要因があるかもしれないですね。
今日また、お偉いさんが『子供を産まないのが問題』みたいな発言していましたが、日本がお堅いなら、海外に行けばいいと思います。
正直、今のお堅い日本には魅力を感じていないです。
他人に他人の価値観を押し付けられているみたいで。
僕は僕だし、私は私。
誰にも文句は言わせないし、言って欲しくない。